最終更新　101002

　★本編である釜山旅行記は→10年8、9月釜山
　★釜山で見かけたオモシロいモノを見てみる→付録2　オモシロ！

今回は大阪発着のツアーだったため、東京から大阪までの交通を確保しなければならないのが1つ問題だった。行きは時間の関係で新幹線を使わざるを得なかったが、帰りは出来るだけ安く済ませたい・・・夜行バス〜夜まで時間がある〜そうだ、京都に行こう！ 京都には兄が住んでいるので、釜山土産を渡すついでに、短い時間ではあるが久し振りの京都観光だ。

地下鉄の梅田からJRの大阪に乗り換える際に重たいスーツケースを転がしながら少し迷った。綿密に調べていった釜山とは対照的に、大阪については簡単な地図と鉄道の路線図1枚しかなく、釜山にいるよりも自分が異邦人に思える。JRの駅に着いてもどの電車に乗れば良いのか今一つわからず、駅員さんに助けを求めた。

10分ほど待って教えられた電車に乗り、フェリー内のコンビニGS25で買った貴重な最後の韓国食、キンパプを食べる。





キムパプを食べた後は急激に睡魔に襲われて、危うく乗り過ごすところだった。京都駅ではベンチで簡単に荷物整理をし、夜行バス乗り場に近いコインロッカーにスーツケースを預ける。さぁいざ京都観光！・・・なのだが、暑い。釜山では東京並みに暑いと思ったが、京都では釜山の暑さが恋しかった。キムパプだけではちと足りなかったので地下商店街ポルタのスターバックスで、おやつ＆目覚ましのコーヒー。


本当は北口に出るべきだったのだがコインロッカーが八条口（南口）で、ぐるりと大回りしてしまった。するとその途中縁結びで有名な道祖神社に思いがけず遭遇！ 写真だけ撮って行ってしまうのはバチが当たりそうで、簡単にお参りした。

★道祖神社についてはこちら（個人サイトだが詳しい）




京都駅北口に出てバスターミナルへ。案内のおじさんらしき人に尋ねるとすぐに教えてくれたが、バスに乗るならコレと言って券を購入するよう言われた。言われた通りに買ってそれで乗車したが、多分アレは回数券。一人案内するたびに22円儲けているな（大人220円）・・・。


バスに15分ほど乗って「一条戻り橋下車」、晴明神社へ。いわゆるパワースポットとして非常に人気が高い神社で私が行った時＝平日昼にも関わらず、結構な賑わいだった。またすぐ近くには如何にも！ という土産店が。神社の詳細については以下のサイトをご覧いただきたいのだが、フラッシュ使いで格好良く、神社のイメージが覆される。さすが安倍晴明公？！

★晴明神社についてはこちら





晴明神社を出て今出川通を西進すること2、30分。修学旅行で訪れて以来の北野天満宮へ。あれは高校2年の秋、来るべき受験を控え思いをこめて引いたおみくじは・・・「凶」だった！ おみくじに実際に凶が入っているなど当時はつゆ知らず、かなりショックだった記憶がある。幸いにもおみくじは当たらず（戒めを心に刻んだ結果かもしれないが！）短大には合格したが、それは「おみくじ凶人生」のほんの始まりに過ぎなかった・・・そう、私はこれまでで4、5回「凶」を引いている。

正面ではなく、東側から入場。やはり当時の記憶は（おみくじのショックを除いて）皆無であった。検定試験の合格〜「韓国語能力試験・高級（6級）」、「『ハングル』能力検定試験準2級以上」〜を願い、お参り。そして気になるおみくじは・・・！ 写真左から3番目でご確認を。

★北野天満宮についてはこちら





まだ時間があったのでもう少しだけ足を伸ばして、北山・金閣へ。金閣は修学旅行では残念ながら行けず（ちょうど寺社側の「拝観停止」と時期が重なってしまい、金閣のみならず銀閣ほか有名どころの寺社が多数見られなかった。歳がバレる）大人になってから1度見学している。その時にも思ったが、寺社仏閣の見学は大人にならないと良さがわからない。もとい、大人になったところでわからないことも多々あるが、行かされるのではなく興味を持って訪ねることは子どもには難しいだろう。


「世界遺産 金閣 鹿苑寺」の岩の横を通って左奥に行くと券売所があり、お札になっている入場券（に当たるもの）をもらって中に入る。すると程なく見えてくる、金ピカの姿！ 何度見ても（2度目だが）凄いなーと感心しないわけにはいかない。


昨日まで釜山にいただけあり、観光客の中から時々聞こえる韓国語が気になる。ここでも前後して入場した母親と娘2人の会話に耳を傾けつつ写真を撮っていると、とんとんと肩を叩かれた。振り向くと件の母娘。3人でいるところを撮ってくれ、というのだ。普段から私はこのようにカメラを渡されたり道を聞かれたりすることが多いが、外国人観光客にまでも気安い対象なのか。せっかくなので、今日釜山から帰ってきたところなんですよーなどと話しつつ撮って差し上げた。

カメラを返してそれぞれまた別方向に行きかけた時、一眼レフを持って一行のカメラマンを務めていた妹と思しき方が私のカメラをよこせ、とジェスチャー。彼女に撮ってもらったのが上の左から3番目の写真である。


閉園の17時が過ぎてしまったからか、バスが来ず随分と待って京都駅まで戻る。




この日イレギュラーの仕事で普段よりも忙しいという兄。一応の待ち合わせ時間は19：30なので、駅周辺を1時間ほどブラブラすることに。最初は手っ取り早く駅ビルの中をうろうろしたが、時間もあるので南口から徒歩5分ほどのところに今年新しく出来たらしい「イオンモールKYOTO」へ。

★イオンモールKYOTOについてはこちら

店内はこの時点で未開店部分があり広さを持て余している感すらあるが、市の中心部・駅近にこのような大規模商業施設とは、なんだか古都・京都らしくない。モール内スーパーで夜行バス用の食料品を買い、上の階のユニクロなどを回っていると兄から連絡が来た。

酷い方向音痴の兄は迷いながら到着。地下街のポルタでお蕎麦の夕食を食べながらしばし歓談。兄は勉強はデキるらしいが、このように方向感覚がなく、家事（もちろん主婦のそれなどというものではなく、最低限食べて寝て生活できる程度の）も一切できない。苦手というレベルではないようなので、きっと脳の構造に何かがあるのだろう。ちなみに私は地図さえあれば海外でも一人で行けるし家事もそこそここなす。しかし勉強は人並みだ。




食後はロッカーに入れたお土産を出すため、バス乗り場に近いマックでティータイム。場所柄か、国際色豊かで混んでいた。その後は兄を地下鉄の乗り場近くまで送ってから、トイレで洗顔＆歯磨き。バス車内は窮屈だが、睡眠不足続きなので多分眠れるだろう。


夜行バスは格安4000円＋金曜夜につきプラス500円＝4,500円のスタンダードタイプ。よって少々窮屈ではあるが寝ている時間を有効利用出来るし、何より安い。唯一の難点は、途中高速のSAでトイレ休憩を取るのだが、窓側席だったため寝ている隣人を起こさずに席を立つのは難しく、我慢したことくらいだ。寝不足続きもあって、車中泊でありながら一番眠れたかもしれない。

予定より若干遅れて、7時前に新宿西口に到着。本編からみれば蛇足のようでもある京都散歩ではあるが、関西に立ち寄ったことで、飛行機で一気に帰宅した時に感じる「帰ってきてしまった」喪失感が少なかったように思う。こうして時間的に贅沢な4泊5日＋アルファの旅は終了した。




さて、この後は・・・

★もう一度京都観光に出かける→付録2　京都散歩
★釜山の旅を見る→10年8、9月釜山
★釜山で見かけたオモシロいモノを見てみる→付録1　オモシロ！
★昨年のソウル旅行と比較する→09年12月ソウル

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