★サハリンカラーです★  最終更新 2004.12.25.
PAGE 5-PART2

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ルーブル札



◆資料編PART2


 ◇ロシア語


アルファベット

日本人がロシア語になじみが薄いのは、そのアルファベットに原因の8割程はあるのではないかと個人的には思っている。良く知っているアルファベットだと思ったら実はまるで違うものだったり、突然見たこともないような記号のような文字が出てきたり、時には裏返っていたり。

ロシア語のアルファベット
大文字 小文字  読み 英文字
А а アー
Б б ベー
В в ヴェー
Г г ゲー
Д д デー
Е е イェー yeh
Ё ё イョー yo
Ж ж ジェー zh
З з ゼー
И и イー
Й й イークラトカヤ
К к カー
Л л エル
М м エム
Н н エヌ
О о オー
П п ペー
大文字 小文字  読み 英文字
Р р エル
С с エス
Т т テー
У у ウー
Ф ф エフ
Х х ハー kh
Ц ц ツェー ts
Ч ч チェー ch
Ш ш シャー sh
Щ щ シシャー shch
Ъ ъ 硬音記号
Ы ы ウイ ih
Ь ь 軟音記号
Э э エー eh
Ю ю ユー yu
Я я ヤー yah


買い物の際、値段は“100P”のように表示されている。「P(ピー)」ってなんだ?と思ったが、これはピーではなく「Р(エル)」でルーブルのこと。ちなみに「К」はコペイカ。微妙にローマ字の「K」とは違うのだが、こちらはわかり易い。


覚えておくと便利なロシア語

英語と違って、発音は片仮名をそのまま読めば結構通じるようだ(通訳ガイドのマリアさんには「ミユキサンハツオンイイデス」と褒められた!)。買い物の際など、どうしても「会話」が必要になるので、現地で使用頻度の高かったロシア語を紹介する(入力が大変なのでロシア語は割愛。ゴメンナサイ!)。

ズドラーストヴィチェ こんにちは 時間に関係なく使えるのでとても便利
ドーブラエ ウートラ おはよう 「ズドラーストヴィチェ」をマスターしたら、朝一の挨拶に使ってみたい
ダ スヴィダーニャ さようなら 実際は「ダースヴィダーニャ」と続ける感じ
スパシーバ ありがとう 発音はスパシーに近い
パジャールスタ どういたしまして
お願いします等
日本語だと「どうも」、英語の「Please」のように、色々な場面で使える非常に便利で美しい言葉
ハラショー 元気
素晴らしい等
「いいですね」や「最高!」と言う時に使うと話が弾む
ダー はい 「ダーー」と余り伸ばさずに「ダッ」「ダァ」と短めに
ニェート いいえ 売店などで通じないと、渋い顔で「ニエット」と言われた。これも短めに発音
スコーリカ ストーイト いくらですか? 金額表示のない場合や複数の買い物をしたときなど、この言葉は特に使用頻度が高かった
エータ これ 買い物の時に指を指しながら「エータ」というとグー!「えーと」と品定めで悩むと誤解されるので注意
グヂェー どこ 「グヂェー トゥアリェート(トイレはどこですか)?」結局使わずに済んだが、これは覚えていった


上の表の他、余力があれば数字(1、2、3‥‥)も覚えておくと買い物の際などに便利かと思われる。


記憶の中のロシア語

私が行きのフェリー内で会話集に目を通していると、母は「こんにちは」は「ズラースチェ」だという。私が「ズドラーストヴィチェ」じゃないかと反論すると、船内のパンフレットに“「ズラースチェ」は「ズドラーストヴィチェ」の略式”と出ているではないか。また「昔は“スパシー”と言っていた』と言ってみたり、「ダースヴィダーニャ」から始まるロシア語の歌(♪林檎の花ほころび〜(「カチューシャ」)の節)を今でも覚えていて諳んじたり。母の子ども時代には、クラスや近所にロシア人が少なからず居たそうだが、ロシア語が知識ではなく記憶の中にあったことが驚き。


ボルシチ

せっかくロシアに行ったのに、ボルシチ(スープ)もペリメニ(水餃子風)も食べ損なったなぁと、つい昨日(帰国から2週間超)まで思っていた。が、この項をまとめていて新事実を発見!なんとボルシチを食べていたのだ。

ホテルアルファでの昼食 それは2日目の昼。コルサコフをひと通り回り「ホテル・アルファ」で昼食を取った。食事は写真の通り((手前から時計回りに)〜ご飯、スープ、野菜盛り合わせ(4人分)、白身魚のオーブン焼きと野菜の付け合せ)なのだが、この時「このスープはなんですか?」と尋ねたら、ガイドのマリアさん曰く「“ボーシ”トイウロシアノリョウリデス」。その時は“ボーシ”が良くわからずに食べたので、正直それほど美味しくは感じなかったのだが、先程、このロシア語の項をまとめていて、ロシア語会話集にこんな一文を見つけてしまった。

 борщ(ボールシ)=ボルシチ

さらにロシア料理を解説するコラムには

 『ロシア風スープの代名詞のようなボルシチは、ビートやトマトを加えて煮込んだ肉と野菜のスープで、真っ赤な色が食欲をそそります。』

味の印象は余り無い。ただ色は、赤かった。う〜ん。


嘘のようなホントの話

コンビニでのこと。身振り手振りであれこれと商品を選ひつつ、母と「いくらかな〜?」と話していた。すると中年女性の店員さん、いきなり恐い顔で「ニエット!」。何かヘンなことしたかなぁ‥‥あ! ロシア語で「イクラ」はまさにイクラのこと(キャビアは「チョールナヤ イクラー」)。つまり店員さんは「イクラはありません」と言いたかった訳。でも、そんな恐い顔で言わなくても。


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 ◇英語


基本はロシア語なのだが、ホテルでのやり取りなどはやはり英語。知る人ぞ知る、私の英語!迷珍場面をご紹介。


フロントにて

最終日のハプニング真っ只中。フロントのお姉さん(フ)相手に必死の思いで単語を並べる。肝腎なところは何とか通じたようで、日本に国際電話を掛けることが出来た。そして支払い。すでにルーブルは港湾税のみ残してほぼ使い切っている。

    私 : Usダラー、オッケー?
    フ : (ちょっと不機嫌になりつつ計算機を叩く)フィフティンダラー
    私 : (財布より50ドルを出す)
    フ : (渋い表情で首を振りつつ)ノー、フィフティーーーンダラー

‥‥15ドルで良かったみたい(照)。まぁ考えてみれば、すぐ隣の島への数分程度の国際電話。50ドルもかかったら大変だ(しかし今にして、50ドル札で出したのでにっこり笑って35ドルのおつりをくれても良かったのになぁ、と思わないでもない)。


コンビニにて

3日目の夜、何とかしてルーブルを使い切らねばと、駅前のコンビニ風の店に入った。手持ちのルーブルを効果的に使うには酒しかない!と、若い朝鮮系の店員さんに「ウォッカ?」と尋ねた。どうやら“ウォッカ”は通じるらしい(ロシア語「ヴォートカ」)。が、店員さん、棚全部を指差すではないか!何十種類もある中から一体何を選んだら良いというのか。ここはおススメを訊こうと思い「モーストフェイマスウォッカ(Most famous Vodka)?」。通じない。挫けず「ポピュラーウォッカ(Popular Vodka)?」と続けたが、やはりダメだった。結局ガイドブックに書いてあった「おすすめの料理はなんですか?」という例文を指差して通じたが、コンプレックスの塊の英語で、ささやかな優越感を得られた瞬間であった!


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